佐藤千盡の雑記帳
・見様見真似の拙い
-千盡の俳句- らしきもの
・長い長いお絵描きの旅
60年もの歳月、竟に自分の絵の世界に辿り着いた
-佐藤千盡の油彩画-
2023年1月1日 日曜日
元日 晴れ
♬ 一年の計けいは元旦にあり
☆ 一年の計や元旦まず朝寝
♬ 去年の暮れはネズミの侵入で、納戸の衣類の廃棄・洗濯をして大掃除
☆ 大掃除持ち越しのまま年明くる
♬ 去年の暮れ都城市高城町の友達を訪ねたが、庭の赤い薔薇が霜げっちょった
☆ 赤い薔薇霜げちゃったよ黒ずみぬ
♬ 季語「年明くる」を調べて秋櫻子の句を見つけ、霜に打たれた薔薇を実感した
◇ 一輪の霜の薔薇より年明くる
水原秋櫻子(1892~1981)
-秋櫻子-
年明くるが新年の季語。新年、年新た、年立つ、年迎ふ、年来る、年の始め、新玉の年、年頭、年始なども同意の季語です。
自選歳時記「日めくり俳句」は、今年で5年目。今日で連続1,478句掲載しています。よくやるなあと他人から言われ、自分ながらよく続いていると思いますが、一方どこまで続くかチャレンジしてみようとちょっぴりの野心もあります。
この句は、新年の肩に力の入った多くの句の中で、日常のちょっとしたことに注意を払い、平常心で新年をとらえて好感を持てます。新年に、冬薔薇に霜が降りているとただそれだけを俳人は伝えてくれますが、作り手の懐の深さに読み手は感動します。
作者 みずはら・しゅうおうし
「合本現代俳句歳時記」
角川春樹事務所2004年刊
佐藤千盡の油彩画
2023年1月1日
さらっとできてしまった絵
Senjin23 S4号
だいぶ苦労した絵
Senjin24 F6号
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・臙脂色
-えんじいろ-
・ワインレッドの絵は
主題「時の彼方に」
副題「碑」-いしぶみ-
<健やかに暮らせ>と ゑり-彫り-刻まれています。