歌 Yukiko
161 霧しぐれ ぬれて散歩の こはん時
162 秋深し 紅の穂すゞし たでもみじ
163 朝寒に あさがお1つ 今日も咲く
164 のちの月 ねぐらを廻る とびの声
165 利休梅 蝶かと見れば 花1輪
166 こぼれるや のびるとせりを つむ手中
167 通浜 たんぽぽ見つけ 種を取る
168 たそがれに 山ばとの声 沈めおり
169 春の川 流木に止まる さぎ一羽
170 香ぐしや せりやたけのこ 夕げなり
千盡仙人
*まるっきり 自分の心が 読めません 物干ししましょ 梅雨の雨降り
*たとえ今日 あした死んでも 下戸なのに 飲めない酒を いっぱい飲もう
*何ごとも 生きていればと 思ひけり 光の中を歩きましょうね
*午睡の 眠りに深く落ちていく。はっと目覚める 梅雨の雨風