思案のしどころ
ここでまだ加筆の余地がある
20220328 スマホで。
この絵は前に、明るく優しい状態でいい線まで進んでいたのに、
加筆失敗で強引にペトロールで拭き取り、
ゼロになり、
改めてここまで描き進めたところだ。
いまこの絵の前で静かに呼吸できる。
30 March30,2022 水曜日
山頭火の其中日記
初めの数ページに目を通す。酒と交友と賑やかだ。
♬ 気持ちが弾まず、寂しさに襲われると如何ともし難い。ものを食べれば元気になるかと10:10朝食にした。
ぐずぐずしていて結局、
☆ すべも無く昼寝しにけり花曇り
☆ 春愁を午睡にしかと封じ込む
◇ 山上憶良
術(すべ)も無く苦しくあれば出で走り去(い)なと思へど児らに障(さや)りぬ
巻五(八九九)
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どうする術もなく苦しいのでこの世を走り出て去ってしまいたい思うのだけれど、子供のことを思うとそれも妨げられてしまうよ
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この歌も先の巻五(八九八)の歌と同じく、山上憶良(やまのうへのおくら)が老いて病を重ねる自身の身を嘆いて詠んだ七首の歌のひとつで、巻五(八九七)の長歌に付けられた反歌のうちのひとつ。
巻五(八九八)の歌から続いて、「どうする術もなく苦しいのでこの世を走り出て去ってしまいたい思うのだけれど、子供のことを思うとそれも妨げられてしまうよ」と、時に黄泉の国に旅立ってしまいたい望みを抱きながらも、後に残された子供のことを思ってそれも妨げられてしまう悲しさを詠っています。