幸子のノートから #12
◇ 声のあたたかさ
声のあたたかさ
丈それだけで満足だと
母は云っていた
もう少し何か出来なかったのか
悔まれるが その時はそれ丈が
精一杯だった
朝つゆに照り映える
若葉のみどり
やわらかい空気が
私の身に吸い込まれていく
さわやかな初冬の朝
幸子のノートから #12
◇ 声のあたたかさ
声のあたたかさ
丈それだけで満足だと
母は云っていた
もう少し何か出来なかったのか
悔まれるが その時はそれ丈が
精一杯だった
朝つゆに照り映える
若葉のみどり
やわらかい空気が
私の身に吸い込まれていく
さわやかな初冬の朝