senjingaran5’s blog

▫️photo <時の彼方に> senjinsennin

幸子と千盡仙人 ◇幸子の歌 短歌 (25〜32) ◇千盡仙人 8首

幸子

25 秋雨に にがごり熟し 朽ちていく まっ赤な種が ぽとりぽとりと

26 風の日の 母のお盆の 七年忌 お寺の楠に あげはうるわし

27 池木立 もや立つほとり 白さぎは 夜明とともに うすずみの空へ

28 汗まみれ 草刈をおえ 夫の顔 シャツも体も ぐにゃぐにゃに

29 のわけあと 川面の巾は 広々と 寒々とする 川のだく流

30 柿紅葉 根方に散らし すゞなりの 柿赤赤と 夕日に映える

31 夕ぐれの 大淀川の 水が澄み 鏡のごとく 光輝く

32 朝寝する 風にのってる かなかなが 音色きゝほれ 子供歌なり

 

千盡仙人 180517

◇別れのとき

*手を取れば 鼻のあたりで笑ふのね 惨めな愛の成れの果てだね

*あなたには 苦し紛れに 酷いこと 言ってしまった 二度と会ふまい

*完璧な no!の仕草を 何気なく 意識なければ 分裂してるね!

*喜んで今日の願ひを申します我が身野に捨て腐れ果てんと

阿弥陀様お釈迦様などいりません 願ひごと 我が身野に捨て腐れ果てんと

◇80歳の野良

*よろよろと野山這いずり竹の子を始末しましょう雨後の若竹

◇ A 後は野となれ山となれ・B 立つ鳥跡を濁さず

◇ 矮小・卑小・弱虫も・箸にも棒にも掛からない、そんな自分を父母に謝りました。自分を許す。認めました。それでAだかBだかな

*しっかりと 自己容認が できたいま おふざけ真面目 さてどちらかな

*幼子に 飴玉与え 舐めさせて 取り上げる人 どうしたらいい