歌 Yukiko
106 冬日射す 浅地土手に 立つ乙女
107 堤防や 風や乙女と 枯尾花
108 初春や 海はカーム 藍深し
109 おゝつごもり 弓張り浮ぶ 日向灘
110 初春や 新たけのこの 裸を愛で
千盡仙人
180612
◇ 蛍狩り
*梅雨の夜の闇に蛍はいなかっただけど月子の声を聞いてた
*梅雨の夜の晴れ間を仰げば木末には宵の明星輝いてたね
*金星が木末に光る梅雨の夜の闇を月子と二人で歩いた
*言葉も心も失くす冷徹な現実があり声なき悲鳴
*寂しさはもういらないよ この言葉 しょい(背負い)込んだまま 歳をとったよ